突発性難聴を患っておりましたが、ようやく完治です。また音楽が続けられる！と安心と感謝の気持ちでいっぱいです。発症して完治するのは3人に一人程度。3分の２くらいは難聴や耳鳴りの後遺症が残る難治性の疾患です。
友人の何人かが突発性難聴で聴力が弱くなり、体験談も聞いていたので、突発性難聴の怖さは知ってるつもりでいましたが、いざ自分が経験をすると想像以上の辛さです。それは本当に突然、発症しました。すぐに耳鼻科に行って投薬を始めるも最初の１週間は症状がさらに悪化しました。すぐに治るだろうと普段通りの生活を送っていたのですが、悪化を辿る状況にかなり怖くなりました。
些細な震動音が耳に大きく響きました。水道の音、換気扇、車のエンジン、自分の足音、そして常に飛行機に乗っているような雑音が耳の中で鳴っています。左耳の聴力も急激に落ちました。これからも音楽を続けたいので、投薬開始2週間目から入院したつもりで仕事も休んで、なるべく安静を保ちました。
幸いなことに自宅療養を始めると症状は軽くなり始めました。落ちていた聴力も徐々に回復して、現在は後遺症もありません。
病気になるたびに思うことがあります。病気は何かを気付かせるためのサインではないのかと。今まで、大きな病気になるたびに「気づき」がありました。今の私には、欠けている何かがあったのだと考え、それが何かわかりました。気付けてありがたく思っています。
今、生かされていることに心から感謝したいと思います。
そしてどうか、耳の異常に気が付いたらすぐに耳鼻科受診を！耳の閉塞感、耳鳴り、いつもと聞こえ方が違ったらすぐに受診をしてください。聴力は一度失うと二度と戻りません。突発性難聴の原因は特定されていませんが、疲れ、ストレス、とも言われています。どうか疲れすぎず、ストレスを溜めず、耳を大切にしてください。
これからも大切に音楽を続けて行きます。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
hideka
